2012-01

天上のふた

a0200902_1918451.jpg

「そなえることは、へらすこと。」山本ふみこ著/メディアファクトリー刊


日付が変わってしまいましたが、東日本震災から10か月経ちました。

大自然が残した爪痕も、コントロールしきれない科学の結果も、
なにひとつ解決しきれないままの気がしています。

「一日も早く以前の生活に戻れますように…!」といっても、
一日単位で戻れるような被害ではなく、
その言葉を耳にするたびに、気持ちがジリジリ痛んでくるばかりでした。

人的な理由で遅れているところは、一日も早く是正しなくてはならないでしょうが、
長い年月をかけて積み重ねた生活だからこそ、それなりの時間が必要。

焦らずに。。。

誰もが、長くなると覚悟を決めて、遠い先を見据えて、
少しずつでも、着実に、取り戻していく事をした方がいいのでは。。?

誰もが、決して忘れることなく、長く長く、その時できる事をしていく方がいいのでは。。?

そんな事を考えたりしていました。

でもでも、たいした被害が無い自分がそんな事を言うのも申し訳ないようにも思えて、
震災後は、黙々と、自分にできるだけの事をしていました。

それでも、今まで経験した事のない揺れは、恐怖だったし、
全容がつかめないまま、暗闇の中の余震やラジオニュースを聞くしかなかった夜を経てからの数日間。
とざされたような気持ちの日々は経験してきました。


そんな震災からの行きつ戻りつするような感覚を表現してくれるような本でした。

ゴミ箱が満杯になると、なんだか悲しい気分になってしまう自分。

なんで、今こう感じたんだろうか…と自問してみる自分。

すぐにでない問いは、「問いのプール」に入れておき、浮かんでくる時を待つ自分。

そんな自分の思考回路に近い気がして、一気に読んでしまいました。


タイトルの「天上のふた」というのは、

―――これまで、歩いても歩いても同じところをぐるぐる回っていたような感じがしていたのに、
   頭上のふたがはずれて、薄日が差してきたなぁと感じることがある。
   まだ道の途中だけど、少しずつその先に進めるようなきがする。
   天上のふたがはずれたと思うのと、思わないのとでは、天と地ほどのちがいがある。――――

というところからとりました。
スポンサーサイト

NEW ENTRY «  | BLOG TOP |  » OLD ENTRY

プロフィール

Author:シュクラン♪
FC2ブログへようこそ!

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (10)
お菓子 (55)
自然 (4)
日記 (141)
トルコについて (9)
お知らせ (152)
トルコ (0)

Web page translation

ブロ友&リンク一覧(画像なし)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR